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【約束手形】3,300円の手形を受け取りました。

みなさんこんにちは!おさいふです。

当社は極力、手形を受け取らないようにしているのですが、大手さんとの取引きがあった場合には先方の支払い条件をのまないといけないので、やむなく受け取ることがあります。今回はその手形を受け取ったときのお話しです。

HowToPay?

 


☆手形の期日


期日

手形をお金にするにはそれを銀行に持って行く必要があります。期日は手形に書いてある日です。もう少し詳しく言うと支払い期日を含む3営業日になります。では、1日~2日経過して銀行に持っていっても大丈夫かと言うとそうではありません。

通常、手形は

取引銀行⇒手形交換所⇒先方の銀行

という形で渡っていきますので、2日ほど日数がかかります。なので、支払期日に取り立てに出していない場合は通常の流れでは資金化することは難しくなります。手形は期日が厳密で、支払呈示期間を過ぎると資金化することができなくなりますので十分注意してください。

別途手数料がかかりますが、銀行によっては期日のかなり前から手形を預ってくれますので、そういったサービスを利用すると安心です。

 


☆期日に遅れた場合


期日に遅れた

手形を期日に取り立てに出すのを忘れてしまった場合は、面倒なことになります。取引先に電話して、事情を説明し、手形を返却して別の手段でお金を貰うことになります。
振込なのか、現金払いか。または手形か・・・。

いずれにせよ、先方にひと手間かけさせることには代わりないので良い気はしないでしょう。「もう払わない」と言われることもあるかもしれません。

営業が稼いできたお金を経理のミスで資金化できないというのは経理マンとしては痛恨の極みです。

 


★やらかした話し


失敗

実は私、一度やらかしたことがあります。

ある月初の夕方、いつも通り小口現金の残高をチェックし、金庫にしまおうとした際に、一枚の封筒が目に留まりました。中には昨日(月末)期日の手形が入ってました。数日前まで覚えていたのに、すっかりその存在を忘れていたのです。見た瞬間、頭の中が真っ白になりました。

その日はもう銀行の営業時間外でしたので、どうすることもできません。翌日、支払場所として記載されている先方の銀行と同じ銀行(別支店)に話しをしにいきました。支店同士で何とかうまくできるのではないかと思ったのですが、窓口ではどうすることもできないと言われました(涙)。

幸なことに、先方の取引銀行の支店が電車で1時間ほどのところにあったため、交換所を経由しない「店頭呈示」という方法をとることにしました。これは直接、その支店の窓口に手形を出して資金化してもらう方法です。これが上手くいって、無事に決済することができました。

偶然近場だったので良かったのですが、地方だったら即死でしたね。非常にいい勉強になった思い出です。

 


☆3,300円の手形の話し


3,300円の手形

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

なんと3,300円の手形を受け取ったんです。3,300万円ではありません、3,300円です。今まで見た中で最小の金額です。

修理代しかこの締めの間に売上がなかったのが原因ですが、これを4ヶ月もホールドされることになってしまいました(汗)。まあ、そういう支払いルールなので仕方がないとは思いますが・・・。

これを送ってもらうのに書留代(404円)を請求され、さらに近隣の交換所ではなかったために取立て手数料(660円)も取られます。そして資金化するのに気を使う・・・。良いことなしです(涙)。 

 


☆手形取立手数料について ~関西みらい銀行の場合~


銀行

手形を銀行に呈示するときは取立手数料がかかることがほとんどです。ちなみに、関西みらい銀行(大阪市内に所在する店舗)の場合は「店頭入金」で「大阪/京都/神戸/奈良/和歌山/大津」交換所であれば手数料は無料で入金することが可能です。私の場合は交換所が遠方であったため、660円の手数料が必要でした。

ここで言う「店頭入金」とは期日の前日や当日に手形を銀行に持ち込む方法で、自分で期日をしっかり管理する必要があります。

これとは別に、手形を銀行に預けて取立てをしてもらう「代金取立」があり、この場合は期日管理を銀行がしてくれますので、安心ですが手数料がかかります。なお、「代金取立」の場合は原則、支払期日の7営業日前までに銀行へ持ち込む必要があります。

私の場合は手数料を節約しようとして「店頭入金」を選択しましたが、遠方の交換所であったため、結局660円の手数料が必要でした。

※手数料等の金額は2020年6月時点での金額です。

 


☆まとめ


 

まとめ

このように期日管理や手数料のかかる手形ですが、最近では電子取引が取り入れられて紙ベースの手形を扱うことが少なくなってきているようです。

電子取引(「でんさい」)に代わると、期日になれば自動的に入金になりますし、取立手数料を支払う必要もありません。紙ベースではありませんので、郵送代も必要ないです。ただ、銀行で契約しなければいけないため、その利用料はかかります。

不便なものは皆さんそう思っているため、改善されていきます。次に手形を受け取るときは、「でんさい」にもチャレンジしたいと思います。

皆さんくれぐれも手形の期日管理にはお気を付けください。