みなさんこんにちは!おさいふです。
キャッシュレス時代が到来し、第二のお金として注目を集めるポイント。今はネット等で買い物をした際にポイント5~10倍は当たり前のポイントバブル時代です。クレジットカードや携帯電話、飛行機などの利用でも簡単に付与されるので「ポイント」や「マイル」をそのまま使わずに持て余している方も多いと思います。最近ではそれらを投資できる「ポイント運用」や「ポイント投資」が人気を集めているそうなので、実際に試してみました!
[画像引用元:楽天 https://point.rakuten.co.jp/invest/introduction/ 2019年9月]
☆「ポイント運用」と「ポイント投資」の違い
ポイントを使った投資は、2種類のサービスに大別することができます。それは証券口座の開設が要るか、要らないかです。
ここでは証券口座の開設が要らないものを「ポイント運用」、要るものを「ポイント投資」とします。
全般的に「運用」の方が今まで株式投資等をしたことが無い人には取り組み易いシステムになっています。しかし、取り扱いしているコースや商品が「運用」の方は限られているのに対して、「投資」の方はラインナップが豊富であったりします。
「投資」の方では証券口座の開設にマイナンバー等の提出が必要になりますので、面倒くささが倍増します。
☆「ポイント運用」とは
「ポイント運用」とは、クレジットカードや携帯電話、飛行機の利用などで付与されたポイントやマイルを、ポイントのまま運用するというもの。運用商品は、主に日経平均株価等の指数を取り入れたインデックス投信というものを組み合わせたもので、リスク許容度に応じてコースを選んだり、保有するポイントの範囲で、運用するポイント数を決定することができます。
運用商品の基準価額の変動に応じてポイント数が増減するため、価格変動を体感できますし、いつでもポイントを追加したり、運用をやめて、ポイントを引き出すことができます。引き出したポイントは、通常通りに利用できます。
ポイント運用は下記のようなサイトで利用可能です。
・永久不滅ポイント運用(クレディセゾン)
・ポイント運用(楽天)
・ポイント投資(ドコモ)
・Pontaポイント運用(ロイヤリティマーケティング)
☆「ポイント投資」とは
「ポイント投資」とはポイントを現金に替えて投資し、一般の投資と同様、証券口座を開設する必要があります。
サービスによっては、ポイントを現金に替えて運用する際に交換手数料がかかったり、月額の利用手数料がかかったりするケースがあるので、コストに気を付ける必要があります。また、NISAや つみたてNISAの口座でポイント投資を行うことができるものもあり、この場合は運用益非課税のメリットも享受できます。
ポイント投資は下記のようなサイトで利用可能です。
・ポイント投資(楽天証券)
・ネオモバポイントサービス(【SBIネオモバイル証券】 )
・トラノコポイント(トラノテック)
★楽天のポイント運用をやってみた。
私はドコモユーザーなのでdポイントが貯まっているはず!と思い、チェックしてみるとなんと、0ポイント!
私は携帯代が1000円以下なので月々dポイントが1ポイントも貯まりません(涙)。
1000円につき、10ポイントなんですって。せめて100円につき、1ポイントにしてくれたら良かったのに!
↓私の携帯代の秘密はこちらの記事をご覧ください。
ということで、少し貯まっている楽天ポイントを活用すべく、楽天のサービスを利用してみることにしました。
登録は至って簡単。コースも「アクティブ」と「バランス」の2種類しかありませんので、7割の人が選ぶという「アクティブ」に決定。ポイントは100ポイント単位でしか運用出来ないようなので、なけなしの200ポイントを移動させようと思ったら、期間限定ポイントはダメということ(涙)。仕方なく、100ポイントからのスタートになりました。
どこかのタイミングで結果報告したいと思います。
★税金関係の話し
ここでは税金関係のお話しをしたいと思います。
『ポイント運用』で増えたポイントは確定申告するのか?ということです。実際にサービスを展開している会社のサイトをチェックしても、税金に関する記載は見つけることができませんでした。しかし、明らかに増加し、それが実際に貨幣のように価値を有し、使用できる以上、所得と認識せざるを得ないと思います。
ポイントに関する税制はまだ未整備状態ですが、恐らく一時所得か雑所得です。一時所得であれば特別控除の50万円という枠がありますので、50万円未満の利益は実質課税されません。また、雑所得となれば確定申告をしないサラリーマンは20万円までは申告しなくてもいいという規定がありますので、こちらも課税されません。
確定申告をしている方やFXなどその他の所得がある方は注意が必要かと思いますが、大抵数百円から多くて数万円の利益かと思いますので、この辺りの税制がきっちり決まるまでは申告しなくても大丈夫だと思います。心配な方やポイントだけで数十万円儲けている!という猛者は税務署さんに相談してみてください。
一方、『ポイント投資』の方で得た利益は証券会社の特定口座内での売買と認識され、自動的に源泉徴収されるようです。この場合、改めて確定申告する必要はありませんが、損失を翌年に繰り越す場合や、他のサービスで発生した損益と通算する場合などは確定申告が必要となります。
ご自身が利用するサービスのQ&A等を見て適切に対処してください。
☆まとめ
ポイントを運用・投資するサービスはこれから本格的に投資をしてみようという方には価格の値動き等が体感でき、非常に良いサービスだと思います。ポイントを貰ったものの使い道が無く、そのまま失効してしまう恐れがあったものが、運用によって有効活用されるというメリットもあります。
タダで貰ったポイントですの価値が減ってもお財布にダメージはありません。お手軽に始めることができますので、皆さんも一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
NISAやiDeCoなど投資を始める環境は整いつつありますので、ポイント運用をやってみて物足りないと感じた場合は証券口座を開設して、実際に投資を始めてみるのもアリですね!