みなさんこんにちは！おさいふです。
商業登記一人で出来た！シリーズの第二弾です。今回は代表取締役の住所が変更になった場合の登記申請を行っていきます。社長が引っ越しをしたときは忘れず登記してくださいね。
【注意！】
・こちらに記載してある内容で全ての会社の登記ができるとは限りません。それぞれの会社の状況で適宜修正してください。
・資格を持たないものが『業』として登記をすることは違法です。私のように社長の指示を受けて自社の登記をすることはOKですので、その範囲で行ってください。
・こちらの情報は2020年1月のものです。その後の法改正にご注意ください。
☆用意する書類
・登記申請書
・委任状
・CD-R
用意する書類も少なくてすごく簡単です♪
実印を持ち出せる場合や社長自ら登記する場合は委任状は必要ありませんし、申請書の記載内容も少し変わってきます。こちらのパターンは代理人が登記することを前提としています。
◎登記申請書
誰が何を登記するのかが書かれた書類。フォームは法務局のサイト【1-5：株式会社役員変更登記申請書(住所移転)】にありますので、そちらを参考にして画像のように作成します。
(赤字部分はそれぞれ書き換えてもらうところです)
できたらそれらをホッチキスで留めて、綴じ目にまたがって契印を押します。(3枚1組にしているので契印を押すのは2箇所)
このときの契印は代理人の印鑑です。
契印の押し方は過去の記事で紹介していますのでそちらをご覧ください。
前回、登記申請書を作成したときと少し違っていた点は印紙を貼る位置が右寄りになっているところです。これは消印作業をする際に右寄りの方が都合が良いからだそうです。因みに前回はど真ん中でした。
あと、こちらに記載する社長の住所は変更後の住所ですのでお間違いなく。
登録免許税を１万円としていますが、資本金が１億円を超える場合は３万円になります。
◎委任状
これは｢社長のかわりに代理で私が登記します｣という書類。
住所移転の日付けは『住民票記載の日を記入してください』と見本に書いてありましたのでその日を移転日としました。
◎CD-R
登記の内容をメモ帳などでテキストファイルに保存します。入力する内容は画像を参照してください。
「原因年月日」は住民票記載の日付です。
そして作成したファイルをCD-Rに保存します。
☆住所の記載方法について
今回悩んだ点は『丁目』を算用数字で書くか漢数字で書くかです。見本には『住民票に記載されている住所をそのまま正確に記載してください』と書かれているのですが、住民票は『２丁目』と算用数字で記載されています。しかし、登記の履歴事項全部証明書を見ると、丁目だけは全て漢数字となっています。
どちらが正解なのでしょうか？
算用数字の『２丁目』か漢数字の『二丁目』か？
色々しらべた結果、漢数字の『二丁目』を採用しました。
詳しくはわかりませんが、登記の世界では『丁目』までが町名とされているようで、つまり『〇〇町一丁目』『〇〇町二丁目』のように丁目までを含んでワンセットの町の名前となっているそうです。〇〇町が漢字なのでその後に続く丁目も漢数字で書く。これが一先ず納得した答えでした。
どうでもいいことかもしれませんが、『住民票の記載内容』とはこの部分が違っています。算用数字の『２丁目』で出しても通りそうな気がしますが…。法務局に確認した訳ではありませんのであしからず。
☆まとめ
今回の登記はすごく簡単です。住所一つにしても表現の仕方に色々な理由があるとわかると面白いですね。知識って大切だと改めて感じました。先生に頼んでいたらきっと一生疑問に思わなかったことが、調べることによって私の知識になりました。チャレンジって重要ですね！
